「なんで私の話しは上手く伝わらないんだ?」
そう思ったことはありませんか?
私はよくあります。
相手にしっかりと伝えてるつもりなのに、伝わっていない。
「あなた説明が下手だね。」
なんて言われたこともあります。
悔しくて、どうやったら相手に上手く伝わるのか勉強しようと、必死に本を漁りました。
そうしたら、とても勉強になる本に出会えたのです。
それが「バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身に付く36の伝わる法則」という本です。
これが面白く、とても勉強になりました。
この本を読んでおけば、伝えることに困ることはありません。
でも、本を読む時間なんてないよ…
そんな方のために、要点をギュッと絞ってまとめました。
記事に書いてあることだけでも実践できれば、あなたの話しはきっと伝わります。
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「伝える」ではなく「伝わる」
まずは、この本が最も伝えたいことはなんなのか?
それは、「伝わる」は相手ベースで考えることです。
「伝える」ではなく、「伝わる」がポイントです。
私たちは毎日誰かかしらとコミュニケーションをとって生活しています。
家族や友人、職場の同僚・上司、SNSなど様々な人と関わりを持っています。
多くの人とコミュニケーションをしていく中で、「あれ?なんか私の話しうまく伝わっていないな」と感じたことはありませんか?
あるある。
何でこんなに自分の話しが伝わらないんだろうってよく思うよ。
時に伝わらないというのは、非常に後悔をする場面に出くわします。
例えば、私が車を欲しいと思っていて、それを家族に話したら「そんな高い車いらないよ…」と言われました。
私はその車に非常に憧れを持っていました。
その車を路上で見かけるたびに目で追い、「いいなぁ。乗ってみたいな。」と思うほどでした。
私はどうしても欲しくて、車についてのメリットをこれでもかってくらい伝えたのですが、結局買うことはできませんでした。
必死で伝えてるつもりだけど、伝わっていない。
何故なんだろうと思っていましたが、この本を読んでわかりました。
私は家族に車が欲しいと伝えてるだけで、伝わってはいなかったのです。
一体、「伝える」と「伝わる」の違いって何なの?
伝えると伝わるの違いは結論、「自分ベース」か「相手ベース」の違いです。
この違いがわからなかったため、車の欲しさが伝わらなかったのです。
もし、私が伝わる技術を身に付けていたなら、結果は変わっていたかもしれません。
私みたいに悔しい気持ちにならないためにも、ぜひとも伝わる技術を身に付けましょう。
「伝わる」を身に付けるポイント
「伝わる」を身に付けるためのポイントは全部で3つあります。
①「伝わる構造」の理解。
②「伝わる技術」の習得。
③「実践(行動)」
特に今回は「伝わる構造」の理解、「伝わる技術」の習得に要点を絞って解説してきます。
伝わる構造を理解する
まずは「伝わる構造」の理解をします。
伝わる以外でもそうですが、何かを身に付けるためには構造を知る必要があります。
構造を知る=全体像や本質を理解できる。
ですから、何かを身に付ける時には構造を知ることがとても重要になります。
そんなに構造の理解って大事なの?
例えば、ダイエットをしたいとします。
一人はとにかく運動すれば痩せると信じ、闇雲に運動ばかりを行い、食事制限は一切しませんでした。
もう一人はダイエットの構造を理解し、適切な食事制限をしながら運動も適度に行いました。
ダイエットというのは、摂取カロリーより消費カロリーの方が大きければ痩せます。
ならば、運動して消費カロリーを増やすのが正しいと思ってしまいますが、運動で消費できるカロリーは多くても数百キロカロリーです。
これはおにぎり1個食べてしまったら、簡単に相殺されてしまいます。
運動だけで痩せようとするダイエットはとてもハードモードなのです。
ですから、ダイエットするには食事制限をしながら、適度に運動をする。
これが一番効率よく痩せることができます。
このように構造を理解することによって、適切な方法を選ぶことができます。
ですからまずは、「伝わる」構造の理解をする必要があるのです。
伝わる構造は「7回建てのビル」
この本では伝わる構造は「7回建てのビル」と表現されています。
7階…信頼感
6階…親近感
5階…聞く力
4階…見える化
3階…相手ベース
2階…納得感(理解する、腑に落ちる)
1階…ゴール設定
特に私は3階の相手ベース、4階の見える化が伝わる構造の中で重要だと感じたので、ここをピックアップして説明していきます。
相手ベース
伝わる構造の中で最も重要なのが「相手ベース」です。
相手ベースっていったいどういう意味?
相手ベースとは…相手が理解・納得・腑に落ちるように伝えること。
逆に自分ベースというのは、自分の考えを一方的に話す人のことです。
まとめると以下のようになります。
相手ベース…「伝わる=相手と話す」
自分ベース…「伝える=自分が言う」
でも、そんなに自分ベースで話す人っている?
実は意外と自分ベースで話してしまう人が多いんです。
私も恥ずかしながら、自分ベースで話してしまうことが多々ありました。
例えば、職場の後輩に仕事を教えていたとします。
自分の中ではしっかりと教えていたつもりでしたが、実際にやらせてみるとできない。
話している時は理解している素振りだったのですが、実は理解していなかったのです。
その時私は、「何回も教えているのに何でできないだ。」と思ってしまいました。
しかし、これは自分ベースで話してしまっていたため、相手は仕事内容を理解していないことに気づかなかったのです。
つまり、私の「伝え方」が下手だったから後輩は仕事を覚えられなかったのです。
一方で相手ベースで考えている人は、伝わらなかった場合表現を変えたり、他の方法を試したりと、伝わるための動きを取ります。
伝わる=相手ベースで考える。
相手ベースは伝わる構造の中で、最重要ポイントです。
見える化
伝わるとは「納得感を得ること」。
納得感を得るためには相手の頭の中に見える化させることが大切です。
一体どうやって見える化するようにするの?
見える化=相手の頭の中にイメージを浮かばせることです。
例えば、私は先日キャンプに行ったのですが、そこのキャンプ場が最高に良かったのです。
キャンプ場は町から少し離れた高台の方にありました。
キャンプ場に着いて、早速テントを設営しました。
テントの設営は真夏ということもあり、汗だくになりながら行いました。
テント設営も一段落し、ようやく一息つけるなとイスに腰掛けたところ、ひゅーっと気持ち良い風が吹いたのです。
風が吹く方に目をやると、見渡す限り一面海という最高のロケーションに気づいたのです。
晴れていたこともあり、まるで宝石みたいにキラキラと海が輝いて見えました。
この時まだ来て1時間も経っていないのに、「またここに来よう」と決意しました。
それほど素晴らしいキャンプ場だったのです。
このように伝えると、キャンプ場の風景がなんとなく頭の中にイメージできたんじゃないでしょうか?
頭の中にイメージができる、それが見える化です。
話しがわかりやすい人とは「見える化の達人」です。
芸人さんの話しが面白く感じるのも、食レポで料理がおいしそうに感じるのも見える化をしているからです。
なので見える化は、伝わるにおいてとても重要なものになります。
×伝える技術、〇伝わる技術
伝わる構造だけを理解しても実際に活用できなかったらそれは宝の持ち腐れです。
ですからここからは、伝わる技術について説明してきます。
本書では伝わる技術において16個乗っていましたが、私が特に重要だと思うものを絞って紹介したいと思います。
①比較の法則
②フリオチの法則
③ファクトとメンタルの法則
①比較の法則
比較をしないと魅力はなかなか伝わりません。
例えば、スーパーに卵を買いに行ったとします。
卵が2種類あったら高い方・安い方どちらを買いますか?
そりゃあ当然安い方でしょう!
そうですよね、多くの人は安い卵を買っていくと思います。
安い卵を買ったのは、高い卵があったから。
価格を比較したことで、安い卵が際立ったのです。
このように、魅力や価値は比較することで明確になります。
比較することで違いが見える化し、魅力が浮き彫りになります。
ランキングや偏差値、これも比較なのです。
食事に行った時、「人気NO,1」とメニューに書かれた料理を食べたくなるのも比較の法則の効果です。
このように比較の法則はいたるところで使われています。
また、比較の一つに「ダメな部分を伝えることで、良い部分を引き立たせる」という伝え方もあります。
最近よく訳あり商品や、不揃い商品などが売っているのを見かけませんか?
言われてみれば結構ある気がする。
これは「ダメな部分を伝えることで、良い部分を引き立たせる」を上手く使った手法です。
比較は効果は絶大ですが、誰でも簡単にできるので積極的に使っていきましょう。
フリオチの法則
フリとオチはお笑いの世界でよく聞く言葉です。
フリ…相手に「この先はきっとこうなるんじゃないか」というイメージをさせること。
オチ…イメージを裏切るような「意外性」や「驚き」のある結末を用意すること。
このフリとオチによって笑いが生まれます。
伝え方でも「フリとオチ」は大切です。
伝え方のフリとオチは「振れ幅を大きくして、より価値を見える化する」ための手法です。
例えば、子どもが部活のサッカーで全国大会に出場するとします。
その時にただ、全国大会に出場すると聞いたら、運動神経が良い子が集まってる強豪校なんだろうなという印象を受けると思います。
でも、こんなフリがあったらどうでしょうか?
「うちの子のチーム去年まで1回戦敗退が当たり前だったんだけど、指導者が変わってからどんどん強くなって、全国大会に出場することができたんですよ。」
こんな話しを聞いたらものすごく驚きますよね。
・いったいどんな指導者なんだろう?
・練習メニューはどんな内容なんだろう?
・たった1年でなんでこんなに強くできたんだろう?
このように一気に興味がわいてきますよね。
フリとオチの間に意外性・驚き・新奇性・憧れがあると人の興味や関心が生まれる。
興味・関心があるから話しが伝わるのです。
ファクトとメンタルの法則
伝えるは「ファクト」と「メンタル」この2つに分かれています。
・ファクト(事実)
・メンタル(感情)
この2つがごちゃごちゃになってしまうと、相手にも伝わりにくくなります。
例えば、上司から仕事を頼まれたとします。
その仕事がなかなか進まずにいた時上司から「仕事の進捗状況は?」と尋ねられました。
その時「すみません、最近は忙しく、仕事を進めてはいるのですが中々アイデアがまとまらず、まだ終わっていません。もう少しお時間を頂ければ終わると思います。」
これだと上司からの仕事の進捗状況に対しての答えは明確に返ってきてませんよね。
いわゆるファクトとメンタルがごちゃごちゃになってしまった状態です。
上司に進捗状況を聞かれたのならファクト(事実)をハッキリと伝えます。
言い換えるとするならば、「すみません、まだ終わっていません。ただ、大まかな内容はできていますので進捗状況は7割ほどです。」
このように伝えると、終わっていないことや、進捗状況の確認などしっかりと把握することができますよね。
逆にファクトだけを伝えても伝わらない場面もあります。
それはコミュニケーションです。
特に夫婦・彼氏、彼女などの異性のコミュニケーションです。
例えば、女性の方は悩みや喜びを共感してほしいと思うものですが、男性側は問題を解決しようとします。
女性はメンタル、男性はファクトでコミュニケーションをとってしまうため上手くいかないのです。
うわぁ、これやっちゃってたかも…
私もこれを知らずに、ファクトとメンタルをごちゃまぜにして失敗した経験は数え切れません。
伝える時は「ファクトとメンタルを分けて考え、伝える。」
それだけでも「伝わる力」が上がるはずです。
伝える力をさらに上げるには「ファクト×メンタル」
先ほどはファクトとメンタルを分けて考えると「伝わる力」が上がると言いました。
一方で「ファクト」と「メンタル」の両方をうまく活用することでさらに伝わる力が上がります。
これをファクトとメンタルの法則といいます。
ファクト×メンタル=ファクトとメンタルの法則
ファクトとメンタルの法則って実際にどうやって使われてるの?
では、具体例を出していきます。
まずは吉野家の有名なキャッチコピー。
「うまい、やすい、はやい」
これ実はファクトとメンタルの法則を使用しています。
うまい➡メンタル
やすい、はやい➡ファクト
他にも有名なものがファクトとメンタルの法則を使用しています。
ニトリ➡お、ねだん以上。
かっぱえびせん➡やめられない、とまらない。
チキンラーメン➡すぐおいしい、すごくおいしい。
このように誰もが一度は耳にしたことがあるキャッチコピーはファクトとメンタルの法則を使用して作られていたのです。
へー、そうだったんだ。
でもこれって、キャッチコピーではつかえるけど日常ではなかなか使えないんじゃない?
実は、ファクトとメンタルの法則は日常にこそ力を発揮します。
例えば、家族が朝ごはんに玉子焼きを作ってくれた時に「この玉子焼きふわふわ(ファクト)でめちゃくちゃおいしい(メンタル)」と伝えることもできます。
また、旅行先のホテルを選ぶ際「ここのホテル景色がすごく良いって評判だよ。それに料理もおいしいからリフレッシュできること間違いなしだよ」とオススメのホテルを伝えることもできます。
けっこう日常でも使えるんだね!
ファクトとメンタルの法則は日常で使える場面はたくさんありますし、上手に活用することによって、相手により伝わりやすくなります。
まとめ
今回は「バナナの魅力を100文字で伝えてください」の書籍を解説しました。
この書籍を一言でまとめると、伝わるは相手ベースで考えることです。
伝わるを身に付けるポイントは以下の通りです。
①「伝わる構造」の理解。
②「伝わる技術」の習得。
③「実践(行動)」
この中でも「伝わる構造」、「伝わる技術」にポイントを絞って解説しました。
「伝わる構造」は以下の2点が特に重要です。
相手ベース➡相手が理解・納得・腑に落ちるように伝えること。
見える化➡相手の頭の中にイメージを浮かばせること。
「伝わる技術」で大切なのはこの3点です。
①比較の法則➡比較をすることで魅力が伝わりやすくなる。
②フリオチの法則➡「振れ幅を大きくして、より価値を見える化する」ための手法。
③ファクトとメンタルの法則➡ファクト(事実)とメンタル(感情)を掛け合わせて伝えることによって、より伝わりやすくなる。
伝わるというのは本当に奥が深いですね。
伝わる技術だけでこんなに様々なものがあるとは正直思っても見ませんでした。
ですが、この技術をしっかりと自分のものにさえできれば、あなたの考えはきっと伝わります。
伝わる技術を身に付け、今よりも一歩新しい自分を目指してきましょう!
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以上、参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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